北木石の採石場を後にして、原石から製品に加工する工場を見学させて頂きました。
ここの栄龍石材さんの米田君のお父様は確か日石展で受賞されていた記憶があります。その高い技術の秘訣はどこにあるか興味があります。
工場内はとても整理されていて、その施設の充実さに驚きます。
磨き工程においても持ち上げて面を変えるのは手間がかかります。
また手磨きやすい位置にあれば、自然と精度が向上します。
大きな原石から小割りされ、どのように部材を取るか墨付けされます。
このときキズやボサや流れなど問題がないものだけが製品となります。
美しい表面を得る為には相当の使えない部分のロスが出るのです。
国内でこうした技術を継承して頂く為にも、国内の製品の魅力をお伝えして、需要を増やしたいと思います。
磨きの工程を経て製品が完成します。
北木石は中目、瀬戸赤、瀬戸白、さび石と種類があります。
万成石よりやや薄い優しいピンク色という印象があります。
多磨霊園にも有名人のお墓で使用されています。
東郷平八郎の墓や江戸川乱歩の墓などなど。
製品の精度は工場の機器の充実と整頓された仕事場から作り出されると実感しました。
最後にノミの先端を見せて頂きましたが、京都の西村金造先生のノミ先とは少し違いました。
大島石、北木石のお墓はこのような工場で加工されて届きます。
北木石、大島石に関するパンフレットがございますので、資料請求等お申し付け下さい。
弊社に大島石ブランド「石善」の洋型を展示しておりますので、加工精度、磨きの光沢度など、実際にさわって国内品質を確かめて頂きたいと思います。
大島石データ:比重2.65(g/cm3) 吸水率1.11(%) 圧縮強度118(N/cm2)
(有)榎本石材
東京都府中市白糸台1-59-22
TEL:042-361-8282
MAIL:enomoto@minos@ocn.ne.jp