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石の文化を訪ねて vol.1

今回は福島県の小峰城の石垣補修の研修に参加致しました。

場所は福島県白河駅近くで、石垣の材料は石塀の材料で有名な栃木県那須の白河石を使用しているそうです。

崩れた箇所の修復ですが、過去の写真をもとに元の位置を探し出して積み直しするそうで、

いわば巨大なジグソーパズルです。

白河石の材料を提供している白井石材様のご厚意で特別に見学させて頂きました。

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材料の白河石は安山岩で御影石よりは軽く、凝灰岩の大谷石よりは重い石材です。

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上)表層の大きな間知石の裏側には木っ端や砂利で裏込めされています。排水の為という理由があります。

下)中心から周囲へ亀甲状に積まれた箇所です。積込みの順序を想像すると面白いですね。IMG_0999

御影石ではなく、近くの土地の軟石を用いた城の石垣という事で、白河石の新たな魅力と強度について改めて学びました。この後、会津藩主松平家のお墓所を見学し、有名な東山温泉で宿泊させて頂きました。

今回企画と共にご案内して頂きました、日本青年会議所石材部会シニア会の福島県、栃木県の先輩の方々には感謝しております。

 

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